News:ニュース速報 | 2002年10月21日 07:35 PM 更新 |
NTT東西地域会社が認可申請したDSL回線収容条件に関する接続約款変更について、「Yahoo!BB」を運営するビー・ビー・テクノロジー(BBT)は10月21日、「Annex Aは第1グループにすべて入っていると考えている」としてサービスに影響はない、とコメントした。
NTT東西地域会社の接続約款は、DSLの伝送方式を「第1グループ」(1G)と「第2グループ」(2G)に分類。2Gの伝送方式は1Gの伝送方式に対する影響/1Gの伝送方式からの影響が大きいことから、(1)他回線と同一カッドに混在収容しない、(2)各方式ごとに定められた限界線路長を超える線路で使用しない、(3)接続料金の値上げ──を定めた。
NTT東西の発表によると、1Gに属するのは電話とISDN、G.992.1 Annex A(FDM)と同Annex C(FDM)のADSL。2GはSSDSL(G.992.1 Annex H)とSDSL(2B1Q)、SHDSL。
BBTは約款変更に対し、「12Mサービス含めBBTのDSL規格はAnnex A方式であり、NTTが申請した接続約款の1Gに全て入っていると考えている」とし、料金を含めサービスに変更はないとしている。また「従来からBBTは、社団法人情報通信技術委員会(TTC)で策定されたスペクトラム管理標準が実情にあってないと主張しており、現時点では、BBTの規格に関する総務省による顕著な漏洩報告の公表もない。約款変更で2Gに分類されることはないと認識している」とした。
接続約款変更について、アッカ・ネットワークスも「サービスに影響はない」とするコメントを発表している。
接続約款変更をめぐっては、変更の根拠となるTTC標準「JJ-100.01第1.0版」などについてBBTが「致命的な欠陥がある」とTTCに動議を提出、再検討するよう求めた経緯がある。
[ITmedia]
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