News | 2002年11月29日 08:40 PM 更新 |
11月22−23日、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で、Open Research Forum 2002が開催された。
昨年は、自動運転車や電気自動車「KAZ」に試乗できたりしたんだけど、今年はそれらはパネル展示だけ。しかもわたしが出かけた22日はSFCの「顔」ともいうべき村井純教授も海外出張中だそうで、ちょっと地味な日になってしまった(*1)。
というわけで、あれこれ展示を見て回ったのだけど、やっぱり足を止めてしまったのは稲蔭研究室の展示だ。以前紹介したFeel@homeもそうだったのだけど、インタフェースとかエンターテインメイントという視点でかなり面白いことをやっているのだ。
コンセプトはセルフパッケージングムービー。いってみればプリクラとダンスダンスレボリューション(DDR)を一緒にしたようなというか、動画版プリクラというか、そういうもの。
円筒形のブースの中にLEDがいくつもついている。その中に入って踊る。踊りながら、LEDのライトの前に手を持っていくと(足でもいいけど)、それに応じて音や画像にエフェクトがかかる。そうやって撮影された動画は携帯電話のメールに送られてくる。後は、それをもって見せびらかしたり、他の人に転送したりすればいいっていうわけ。エフェクトがかなり強くかかるので、下手に踊っても(わたしだ)それなりにそれっぽく見える(*2)というメリットもある。
DDRと違うのは、決められた順に踊る必要は全くないということ。極端に言えば、踊らなくてもいい。それはそれで自己表現だ。自分の好きなようにLEDに手をかざせばいいのだ。
いまのところ、ここまで。もちろんやってみたけど、確かに面白い。できた動画を見た瞬間に、「ばかでぇ!」って言いながら大喜びしてしまった。
でも、なんかもう1つ欲しい。それが何であるか、わたしも“もやもや”しててはっきりしないんだけど、なんかもう一個あると、さらに大化けする予感がする。
赤ずきんちゃんの絵本。普通に開けばちょっと大きな普通の絵本なんだけど...
ヘッドマウンテッドディスプレイをかぶって見ると、本のなかから絵が飛び出してくるっていうもの。Mixed Reality(MR)の実例だ。
[こばやしゆたか, ITmedia]
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