News:ニュース速報 2003年1月6日 02:44 PM 更新

IBMのHDD部門を吸収した日立子会社が営業開始


 日立製作所のHDD部門子会社「Hitachi Global Storage Technologies」(本社・米国カリフォルニア州)は1月1日付けで営業を開始した。米IBMのHDD部門を買収し、日立の同部門を統合することでHDD市場のトップ企業を目指す。

 新会社の資本金は20億2900万ドル。出資比率は日立が70%、IBMが30%だが、2005年末には日立が100%子会社化する。IBMは当初から経営には参加しない。

 CEOには日立の成瀬淳理事が就任した。従業員は日立約6800人、IBM約1万4700人の合計約2万1500人規模。日立のHDD製造部門だったストレージ事業部は4月1日付けで新会社の日本法人に統合する予定。欧州・アジアの販売部門を含めHDD関連の全製造・販売拠点を新会社に統合する計画だ。

 新会社は、垂直磁気記録など日立の技術力と、IBMの製品展開力や知的財産を融合。製品ラインアップの拡充や開発・生産・販売の効率化を進め、特にモバイル機器や情報家電向け製品や企業向けRAIDを活用したソリューション事業に力を入れる。

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