News:ニュース速報 2003年1月30日 09:15 PM 更新

アナアナ変換、2月9日スタート


 総務省は1月30日、地上波デジタル放送の開始に伴う現行アナログ地上波放送の混信防止対策、いわゆる「アナアナ変換」を2月9日から関東・中京・近畿の3大広域圏で一斉にスタートすると発表した。

 今回の対象となるのは、関東圏が東京都青梅市と栃木県黒羽町の各一部、中京圏が岐阜県多治見市・八百津町・岐阜市・各務原市の各一部と三重県伊勢市の一部、近畿圏が奈良県生駒市の一部、合計約7400世帯。各世帯に設置されたTVのUHFチャンネル設定を担当者が訪問して変更するほか、アンテナの向きを調整する場合もある。

 地上波デジタル放送は今年12月1日に東京・名古屋・大阪で放送がスタートする予定。UHF帯を使用するため、既存のアナログUHF局との混信を防ぐため一部地域で現行のチャンネルを変更する必要がある。アナログからアナログに変換するため「アナアナ変換」と呼ばれており、全国で約426万世帯が対象になると見られている。費用約1800億円は国が負担する方針。



関連記事
▼ 地上波デジタル放送開始は2003年12月1日
▼ 「地上波デジタルへの国費投入に反対」 識者が表明
2003年の開始を予定している地上波デジタル放送について、約1800億円に上る国費の投入に識者が反対する声明をネット上で発表、賛同者を募っている


関連リンク
▼ ニュースリリース
▼ 「地上デジタル放送」

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.