News 2003年3月28日 09:20 PM 更新

価格はRADEON 9000 PRO並み。さて、パフォーマンスは?(1/2)

ごく少量が店頭で販売されたSP8834DT-128。コストパフォーマンスが期待されているGeForce FX5200の実力は如何に

 SP8834DT-128はGeForce FXシリーズの最廉価バージョンGeForce FX5200を搭載したビデオカード。実売価格は約1万6000円。GeForce FX 5200のスペックはコアクロック250MHzにメモリクロック400MHz(DDR SDRAM)。最上位機種のGeforce FX5800 Ultraと比べて半分以下となっている(ちなみにSP8834 DT-128に搭載されてるのはGeForce FX5200 Ultraでない。こちらはコアクロック325MHzにメモリクロック650MHz)。


SP8834DT-128。GeForce FX5800 Ultra搭載製品と異なり、クーラーも常識的なサイズ。ファンの音もあまり気にならない


厚さも常識的な1層スロットサイズ。出力はVGA、DVI-I、S Videoが用意されている

 これだけのクロックダウンがパフォーマンスにどれだけ影響するだろうか。はたして価格相応の実力なのか。それとも最新ビデオチップにふさわしいハイパフォーマンスなのか。

 そこで、ベンチマークの3DMark2001 SecondEdition Build330(以下3DMark2001SE)と3DMark03で、現在市販されているミドルレンジからバリューレンジのビデオカードと比較してみた。

 バリューレンジはRADEON 9000 PROとGeForce4 MX440 8X搭載ビデオカード。ともにビデオメモリはDDR SDRAMを64Mバイト実装。ミドルレンジはGeForce4 Ti4200-8X搭載とRADEON 9500 PRO搭載のビデオカード。ビデオメモリは共にDDR SDRAM 128Mバイトを搭載している。

 テストマシン環境は以下のとおり。

  • CPU:Athlon XP/1700+
  • メモリ:PC2100 256MB×2ch
  • マザーボード:MSI K7N2G-L
  • OS:Windows XP Professional(英語版)+SP1

ビデオカードドライバ:

  • GeForce 4 M440-8X
  • GeForce 4 Ti4200-8X
  • 以上はDetonator 41.09

  • GeForce FX5200
  • Detonator 43.03(製品に添付)

  • RADEON 9500 PRO
  • RADEON 9000 PRO
  • 以上はCatalyst 3.2


ビデオチップスペック概要

ベンチマークその1 3DMark2001 SE Build330の結果


3DMark2001SE 3DMark値

[長浜和也, ITmedia]

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