News | 2003年3月28日 09:30 PM 更新 |
ベンチマークその2 3DMark03の結果
各ベンチマークの総合結果である「3DMark」「3DMark03 Score」と、Game1からGame4までの個別の結果をそれぞれ別グラフにした。
3DMark03のGame1では一部Direct X8実装の機能を使うもののエミュレートによってDirect X7サポートのみでも実行可能。Game2はDirect X8サポート必須。Vertex ShaderとPixel Shaderはともに 1.1以上サポート(1.4サポートの場合、パフォーマンスが向上する)も必要。Game3も同様だ。
Game4ではDirect X 9.0のサポートが必須になる。ビデオチップがサポートしていないGameの結果は無得点になるので、その分総合結果が低くなるのは3DMark2001 SEも同じだ。逆にいうと自分に必要なサポートだけで比較したいならば、Game結果を個別に見なければならない。
残念ながらGeForce FX 5200では、GeForce Ti4200とRADEON 9500 PROに匹敵するパフォーマンスが出ていない。それどころかMX440も下回っている。ただし、これはSP8834DT-128に添付されているドライバ「Detonator 43.03」の影響。安定動作のために、NVIDIAWebサイトから入手できる「Detonator 41.09」より描画速度を抑えているという情報もあるので、その分を割り引いて評価する必要があるだろう。
悩ましいのが、最近、特価で1万5000円を切るようになった、ビデオメモリ64Mバイト搭載のGeForce Ti4200。3DMark03は128Mバイトのビデオメモリを必要とするが、Direct X 8.1サポートの現行ゲームならば64Mバイトバージョンでも十分だ。
そうなると、GeForce FX 5200の強みは最上位機種に匹敵する強力な表現力ということになる。実際、3DMark03におけるテクスチャの質感は、ほかのビデオカードを凌駕していた。低価格システムで「シネマティックコンピューティング」を堪能したいユーザーには、GeForce FX 5200搭載ビデオカードは重要な選択肢となるだろう。
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