News:ニュース速報 | 2003年4月1日 06:40 PM 更新 |
綜合警備保障は4月1日、警備ロボット用に燃料電池で駆動する走行部を試作したと発表した。2年以内の実用化を目指す。「ROBODEX 2003」(4月3−6日、パシフィコ横浜)に出展する。
2002年4月に発売した警備ロボット「ガードロボC4」の走行部として開発した。同ロボットは鉛蓄電池を使用しているが、充電作業なしでの長時間稼働を実現するため、燃料電池への切り替えを試行した。
試作機「XFCR-01」は、発電部や燃料タンクのスペースを確保するために制御用コンピュータを5分の1に小型化。さらに消費電力も3分の1に減らした。
燃料電池部はダイレクトメタノール型。定格出力は240ワット、燃料はメタノール水溶液(5.8%)を5リットル搭載できる。
現状の稼働時間は40分程度だが、高濃度メタノールを希釈循環させる方式を導入することで24時間の連続稼働も可能になるとしている。将来は1週間の連続稼働を目標としている。
燃料電池のロボットへの応用では、東芝も補助電源に利用したホームロボットのコンセプトモデルを発表している。(3月20日の記事参照)。
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