News:ニュース速報 | 2003年5月28日 04:13 PM 更新 |
ソニーは5月28日、2003年度の経営方針説明会を都内で開いた。エレクトロニクス事業の商品力強化をうたい、「プレイステーション2」(PS2)をベースとしたDVD&HDDレコーダ「PSX」を年内に投入することを明らかにした。
PSXはPS2機能に加え、HDD&DVDレコーダ機能を搭載する。さらに地上波/BSアナログチューナーも内蔵。Ethernet端子やメモリースティックスロットも備えた。
PSXはエレクトロニクスとゲームの相乗効果がねらいだ。ゲーム機がけん引する最新の半導体プロセス技術と、ゲーム機用のリアルタイムOSを活用し高品位かつ高速応答なレコーダを実現できるという。
PSXに続き2004年末発売予定の携帯型ゲーム機「PSP」を投入。エレクトロニクスとゲームを融合した新プラットフォーム上にゲームや映像、音楽など最新コンテンツを配信する新市場を創造する。
また年末商戦に向け、DVD±R/RWレコーダやHDDレコーダ「Cocoon」(コクーン)のラインアップを拡充する。PDP/液晶TVでは高画質化技術「ベガエンジン」で差別化することで市場トップを目指す。
停滞しているバイオシリーズでは、AVとITを融合するコンセプトに基づき、全機種にDVDドライブを搭載するなど魅力的な商品開発を推進。SCMの徹底で収益回復を図るとしている。
[ITmedia]
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