News:アンカーデスク | 2003年8月1日 08:45 PM 更新 |
このテレビの画面は本物なのだ。いま放送している番組がそのまま映っている。つまり、この商品全体が、実はテレビジョンシステムだったのである。画面は3インチ液晶。チャンネルのスイッチはボックスの手前につきだしている。
さすがにモデルの中のテレビのスイッチってわけにはいかなかったらしい(そんなことされたら、いじりにくくてたまらないけど)。外部入力もつなげるので、スーパージェッターのDVDを映してみるのもいいかもしれないね(*6)。タカラから9月26日に発売。1万9800円。
コンバットデジQ相撲
コナミの赤外線リモコン戦車コンバットデジQ。これ自体はすでにあるものだ。ハマっている人も多そう。
ちょっとおもしろかったのが、これを使った相撲っていうゲームが行われてたこと。ちゃんと土俵も用意されていて、たがいに押し合って相撲を取っていた。聞いてみたら、この土俵は商品じゃなくて今回のイベントだけのものなんだそうだ。でも、これおもしろい。もちろん、その辺の紙に丸を書いてもいいんだけど、レギュレーションとしての公式土俵があると良さそうだ。どうだろう。
EZ-TP
ヤマハには、EZ-EGっていう光るギターがある。曲のデータを内蔵し、弾くべきところを光って教えてくれるっていうもの。一番簡単なモードでは、リズムだけ合わせていれば、勝手に曲になってくれる。
会場では、それを中心にしたバンドがセッションを行っている。ネコ手キーボードもかわいいんだけど、注目は、なんちゃってベースだ。写真ではわかりにくいかな。これ、そのEZ-EGを縦にして、写真を引き伸ばした「胴」を貼り付けたってものなのだ。
横から見ると、うすっぺら。このバンドのベーシストによると、最初は「なんだよこれ」だったのがすっかり気に入ってしまったそうだ。うん、これいいもん。このパネルをアタッチメントとして売ったら、買う人いるんじゃないかな。
さて、新製品はこれじゃなくて、まずEZ-UK。ウクレレだ。でも、これはEZ-EGから容易に想像がつくので、あんまり驚かない。
おおっ! て言ったのは、EZ-TP。トランペットである。
吹き方は簡単。歌う。マウスピースにあたるところにマイクが入っていて、これが音を拾い、その音階を検出して、その音階の音をトランペットの音で出す(他の音も出せる)っていうわけ。思わず「それってカズーっていいません?」ってつっこんじゃったんだけど、そこは電子楽器、それだけじゃなかった。
簡単なモードでは、歌った音階がそのままトランペットなんだけど、ちょっと高級なモードでは、ちゃんとピストン操作が必要になる。トランペットってピストンっていうボタン3つの押し方の組み合わせて音階を出す。でも、3つしかないのだ。同じ組み合わせがいっぱい出てくる。
例えば、ドもソも上のドもみんな「何にも押さない」なのだ。じゃぁどうやって音を変えるのかっていうと、吹き方が違うのだ。これがトランペットのむずかしいところ。
EZ-TPではここで歌が出てくる。つまり、吹き方を変える替わりに歌えばいい。そのときのピストンの押され方の中で、歌に一番近い音階の音が出るのだ(なんにも押さない状態で「レ」を歌えば「ド」になるし、「ファ」を歌えば「ソ」になる。もちろん、ちゃんと「ド」や「ソ」を歌うにこしたことはない。要するに正規化してくれるっていうわけ)。
これなら歌の音階が多少狂ってても大丈夫。これはカズーとは言わせない。もちろん、曲のデータがあれば、押すべきピストンが光ってくれるのは、EZ-EGゆずり。
わたしはトランペット吹けるわけじゃないけど、楽器をやる人に聞くと、吹くときって、意識は歌っているんだそうだ。だから、EZ-TPのインタフェースっていうのは、非常に自然なんだと思う。
発売日価格未定。っていうより、「いくらなら?」って聞かれる状態。いくらならいいと思います?
「ところで、フルートはできないですか? ええかっこしいとしては、あれやりたいんですが」
「ああ、それみなさんに言われるんですよ。でも、フルートって、あの細い管じゃないですか。どこに回路を入れるのか。外部ユニットを腰につけるにしても、線が張ってたらかっこよくない」
「無線でしょうねぇ」
「ですねぇ。それからあれは、唄口(吹くところ)と唇とが離れていますから(*7)、その辺のインタフェースをどうするかって問題もあります」
今、気がついたけど、フルートだと、押すところが光っても見えないね。
[こばやしゆたか, ITmedia]
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