News 2003年8月5日 10:28 AM 更新

鈴鹿8耐フォトレポート――名場面からお約束のカットまで(3/3)


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ポールポジションのF.C.C. TSRでウォーミングアップラップに出る辻村猛選手。トラブルに見舞われた上、実況解説者も混乱する謎の給油なしピットストップなどで、他より2回も多いピットストップを行いながら、猛烈な追い上げで3位に入った。


ライバルの相次ぐ脱落もあって、残り1時間を切るところまでトップを快走したケンツ・JトラストMOJOスズキ。ところが最後のピットストップを終えたところでエンジンが始動しなくなった。ピットロードエンドまで押しガケを続け、その後も修理を試みたものの最終的にはリタイア。点火系パーツのトラブルだったという。


ル・マン方式のスタートでマシンへと走るヨシムラスズキGP-1 DAXIMの渡辺篤選手。2番手スタートだったが、バイクにまたがる時、わずかに手間取り数台に抜かれてしまう。実はこの1周目、最初の1コーナーで後方のOVERレーシングがエンジンブロー。アンダーカウルのオイル受けからも溢れ、S字コーナーあたりまで大量のオイルを撒いてしまった。2周目、ストレートではオイルフラッグが提示されず、1コーナーでフラッグが示されたが、前方視界がクリアだった先頭集団は転倒をまぬがれたものの、セカンドグループは集団でコーナーに突入したため、まともにオイルに乗り、有力チーム4〜5台が一気に転倒リタイアとなった。写真のヨシムラ車はランオフエリアで炎上。優勝候補に挙げられながら、その夢はわずか1周で途絶えた


唯一ワークス参戦したセブンスター ホンダも、2週目1-2コーナーのトラブルにニッキー・ヘイデン選手が巻き込まれた。事故直後、モニターを心配そうに見つめるスタッフたち。レースは赤旗中断・再スタートとはならず、セブンスター ホンダとヨシムラの監督はそれぞれ怒りをぶちまけるコメントを発し、運営側に抗議を申し入れたが、受け入れられることはなかった


そんなシリアスな展開を知ってか知らずか(もちろん、知ってるだろうけど)、イベントエリアは別の意味で盛り上がる。8耐ライブ運営3社が出展したMobile PitではiPAQやモバイルバッグがもらえるジャンケン大会が開催されていた。この温度差がなんとも……


なぜか大人気?になってしまっているNTT未来ねっと研究所の板生知子博士。一部のリクエストにお応えして全身ショットを紹介しよう。隣にいるはずの阪大・塚本先生。ごめんなさい。今回の衣装は上田安子服飾専門学校校長の大江瑞子氏が デザイン・制作してくれたのだとか。2本のファスナーで1本の複雑な帯がワンピースになる、なんとも斬新な衣装


ゴール後、ホームストレート脇のプラットフォーム(ピットサインを出す場所)から歓喜の表情を浮かべながらピットへと走る優勝チームのスタッフ。一方、優勝目前でリタイアしたケンツ・JトラストMOJOスズキも、最後のパレードラップにはスペア車両で参加していたものの、ピットの雰囲気は最悪。とても写真を撮影したくなる雰囲気ではなかった。


優勝したTeam桜井ホンダの河野保監督。喜びと涙で真っ赤な顔に。バイクショップを母体とするレーシングチームが、日々のショップ業務をこなしているスタッフがピットクルーとして働いて、21年ぶりのプライベートチーム優勝を導いた


優勝したのはTeam桜井でもセカンドチームのゼッケン71。チェッカーフラッグを持ってのウィニングランを終えて戻ってきたライダーは、かつて全日本250ccクラスで活躍していた37歳超ベテランの生見選手


表彰式でのシャンパンファイト


優勝記者会見で、日本GPの事故で亡くなったGPライダー加藤大治郎選手の遺影を掲げる鎌田選手。左の生見選手ともども、今年はどのカテゴリーにもレギュラー参戦していない、まさにダークホースペアだった。


最後におまけを一つ。隣の人が“アレアレ”としきりに指さすものが何なのか分からず、とりあえずファインダーを覗いてみると。なるほどウィダーガールのパンツは、こんな構造になっていたのか。しかし、わずかなすき間を見逃さないとはサスガ「???」氏



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[本田雅一, ITmedia]

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