News:ニュース速報 2003年8月8日 07:07 PM 更新

アプラスからカード会員情報7万9000人分が流出


 信販のアプラスは8月8日、同社のクレジットカード会員情報約7万9100人分がダイレクトメール会社に流出したと発表した。情報流出の拡大は既に阻止したとしている。

 流出したのはクレジットカード分割払いを利用した顧客7万9110人分の個人情報の一部。氏名、住所、電話番号などのほか、年収区分なども含まれる。

 同社によると、電話勧誘を受けた顧客が7月16日に「情報が漏れているのでは」と同社に指摘。調査したところ、今年2月に作成した分割払い顧客分析用ファイルの情報が複数のダイレクトメール会社に流出したことが分かった。同社は東京地裁に情報の使用禁止を求める仮処分を申し立て、同地裁がこれを認めたことで2次流出はくい止めたとしている。

 警察の協力で流出経路を調べる一方、杉山淳二社長を委員長とする「個人情報保護対策委員会」を設置し、コンピュータへのアクセス制限の強化や不正アクセス監視システムの見直しなど再発防止に取り組むとしている。

 企業からの個人情報流出では、6月にローソンのカード会員情報約56万件が流出する事件が起きている(関連記事を参照)。

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