News:ニュース速報 | 2003年9月2日 07:25 PM 更新 |
バンダイは、“懐メロ”を収録した直径8センチのミニチュアアナログレコード「8(エイト)盤レコード」と専用プレーヤーを2004年1月中旬に発売する。レコードは懐かしいアニメの主題歌などをそろえ、大人向けコレクショングッズとしてシリーズ展開する。
ミニチュアアナログ盤はレコード生産国内最大手の東洋化成と共同開発した。約4分の音楽を収録できる。
専用プレーヤーは幅16センチとコンパクトながら、モノラルスピーカーの内蔵や回転速度とボリュームも変えられる。針はサファイア針を採用、市販品と交換もできる。単3形×4本で約300分の連続再生が可能だ。デザインも当時のモノラルポータブル機を思わせるレトロ調だ。「針を落とす瞬間の緊張感、ちょっとノイズの混じったサウンド。形だけでなく音にまでこだわった」(同社)。
レコード第1弾は「8盤レコード朝日ソノラマセレクションPART1」全16種類。朝日ソノラマが1960−70年代に販売していたレコード&絵本「朝日ソノラマシリーズ」を復刻した。ソノシート風の1枚に「マッハGOGOGO」などのテーマソングが1曲収録され、もちろん当時の絵本全ページを再現したリーフレットも付く。
レコードは1枚350円、プレーヤーは同2980円を予定している。レコードは玩具店やCD販売店、コンビニエンスストアなどで販売する。
バンダイは20年前の小学校の備品などをミニチュア化した自販機カプセル商品「ぼくの小学校」シリーズを2002年に発売し、これまで累計240万個を販売するヒット商品となった。タカラは昭和30年代風のカラーTVのミニチュア版「ザ★昭和テレビジョン」(1万9800円)を9月26日に発売する。玩具付き菓子などでもレトログッズの人気は高い。
8盤シリーズは20歳代後半から40歳代をターゲットとし、1960−80年代のアニメソングなど邦楽・洋楽曲のラインアップを追加していく。「レトロ感あふれる懐かしくてほっとできる大人のアイテム」(同社)として2004年3月までに売り上げ3億円を見込んでいる。
[ITmedia]
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