News 2003年9月29日 11:13 AM 更新

東京ゲームショウ2003
ATIブースは最終日に「隠し玉」が続々登場(1/2)

3日間にわたって行われた東京ゲームショウ2003に唯一PC関連ベンダーとして出展していたATIテクノロジーズジャパン。初日二日めと孤軍奮闘でがんばっていたが、最終日に強力な援軍が到着した。

 9月26日から9月28日に東京国際展示場(幕張メッセ)で行われた東京ゲームショウ2003。ゲーム専用機に携帯電話対応のゲームタイトル展示がメイン(というか、ほとんど)のこのイベントだが、どっこいPCゲームもブースを設けてがんばっていたのだ。

 今年の年末までには、マイクロソフトの発表からほぼ一年が経とうとしているDirect X 9.0対応のゲームタイトルが、各ベンダーからようやく本格的に登場する。

 東京ゲームショウ2003にその対応ゲームが展示されるとあって、PCゲーマーの注目を集めていたが、その期待に応えるように、各PCゲームベンダーから開発中のタイトルが多数出展されていた。

 今回、PCゲームの独立ブースとして登場していたのはATIテクノロジーズジャパンとインテル。とくにATIのブースは、Direct X 9.0対応ゲームタイトルを集中して展示。開発中のベータバージョンも、来場者が実際にプレイできるようになっていた。

 ATIブースに集まったゲームは、すでに発売されている「colin macrae rally 3」に、10月発売開始予定のRAINBOW SIX最新シリーズ「Tom Clancy's Rainbow Six 3: Athena Sword」、そしてスクウェア・エニックスが発表したばかりのネットワーク対戦ロボットシミュレーション「JUNK METAL」などが、初日から展示。

 そして、最終日の28日には「本格的にDirect X 9.0のファンクションをフルに活用した第一号のゲーム」として開発中からゲームファンが注目しているマイクロソフトのFPS「HALO COMBAT EVOLVED」(ヘイロー コンバット エボ)が正式発表されてATIブースに登場。こちらも当然プレイ可能の状態で「違いの分かる」来場者が早速プレイに興じていた。


ラリーファンには定番のシリーズ最新作「colin macrae rally 3」。Direct X8.1とDirect X 9.0では「道路の照り返しや水面の書き込み、車体への映り込みなどの細かさなどで違いが一見して分かる」(ATIテクノロジーズジャパン ISVリレーションズ 三根祐司氏)


こちらもミリタリーFPSでは定番のシリーズ「Tom Clancy's Rainbow Six 3: Athena Sword」


「JUNKMETAL」は、ATIブース以外にもスクウェア・エニックスのブースで3台のコックピットを使って体験デモを行っていた。発売予定などはまだ発表されていないが「年末にはベータサイトを立ち上げる予定で開発をがんばっている」(スクウェア・エニックス宣伝プロデューサー 小林秀一氏)とのこと


今やシステムのベンチマークとして定着したFINAL FANTASY XI for Windows 公式ベンチマークも新バージョンのデモが行われていた


FINALFANTASYといえば「タルタル」。ということで、ATIのブースにはタルタルのヘッドフィギュアPCが登場。Pentium 4/2.40C GHzに「熱の問題で」ファンレスのRADEON 9200を搭載。ゲームショウ終了後はスクウェア・エニックスに「嫁入り」して、イベントなどで使われる予定だ



XboxのFPSとして人気のタイトルをWindows版に移植したHALO。16人までのネットワーク対戦に対応し、PCオリジナルマップも登場するなど、機能は大幅にアップしている


HALOと一緒に発表されゲームショウでは「最終日のみ解禁」となった「Age of Mythology The Titans Expansion」もATIブースに登場した

[長浜和也, ITmedia]

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