News 2003年10月3日 01:12 PM 更新

第3世代に入った東芝「RD-Style」――開発者が語るそのポイント(2/3)


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 「例えば、1.5倍速早見早聞や予約録画中に新規の予約の追加や変更もできます。1.5倍速早見早聞は、音が途切れにくく、聞きやすくなっています。また、これは以前からできましたが、現在動作中の予約録画の延長も可能です。連ドラやアニメに便利な、同一月金予約プレイリスト化や同一毎週予約プレイリスト化などの機能も搭載し、同一番組のプレイリスト化も簡単にできます」

 DVD-Video作成中の動作も、ライブラリを作るという点では、共通する部分だ。「DVDへのビデオ作成中、つまり、DVD-RやDVD-RWへの一括書き込みをやっている最中でも、裏できちんと録画予約が実行されます」

 また、RD-XS41で芸が細かいのは、従来からあった高速ダビング機能に改良を加え、新たに「Video-VRモード間無劣化変換高速ダビング機能」を搭載したこと、さらにはDVD-Video作成機能を強化していることだ。

 「RD-XS41では、VideoモードとVRモードを無劣化で双方向変換できます。これはどういうことかというと、RD-XS41を使って(DVD-R/RWに)作成したDVD-Videoや、Videoモードで録画中のDVD-R/RWから無劣化でHDDにダビングして、そこで、もう一度サムネイルを変えたり、タイトルを変えたりすることができます。つまり、RD-XS41では、メディアの種類(DVD-VideoかVRかというモード)に関係なく、ほぼ同じ操作性で使用できることになります。これによって、一度作ったものをやり直したいときも無劣化で作業が行え、メディアに書き出したタイトルから任意のタイトルを無劣化でダビングして好きなものをピックアップして残すことができます」

 「また、DVD-Videoを作成するときに、メニューをタイトルだけにしたいとか、チャプターだけにしたいとか、選べるようになりました。動画から背景が録ることができますし、メニュー選択時に使用する背景台座も指定できるようになりました。もう、パソコン上からネットdeナビを使う必要がありませんね」

 ただし、無制限にいろいろできるわけではないので、その点は注意が必要だ。RD-XS41は、例えば、一度録画した番組のビットレートを変更して再度録画を行う「レート変換ダビング」や「ラインUダビング」を行っているときは、上記のマルチ機能を使用することはできないし、録画した番組の物理削除も行えない。これらは、仕様上の制限だ。「(RD-XS41は)大きく言うとダビング中に再生/録画のいずれかが行えます。しかしいくつか制限があって、なんでもできる思われると、それはそれで困るんです……」(片岡氏)

ネットdeナビも進化!

 RDエンジン搭載による進化は、マルチ操作だけではない。新しいハードウェアを採用したRD-XS41は、従来よりも動作が高速になり、ネットdeナビの操作性も向上した。中でも、片岡氏が、お勧めなのが「編集リモコン」。

 「編集リモコンでは、パソコンのホイール付きマウスのホイールの回転とホイールのクリック、左右クリックの全部に、早送りやコマ送り、一時停止などの再生関連機能やチャプター分割などの機能のうち、10個ぐらいから好きなものをユーザーが自由に割り当てることができます。反応も、リモコンを使うときよりもいいんですよ」

 面白いのは、片岡氏とエンジニア2人の計3人が通常使用している設定が、デフォルトで提供されていること。「編集リモコンの設定は、あらかじめ僕とエンジニア2人がそれぞれ考えた意図の異なる設定が用意されています。K-Style、S-Style、U-Styleの3種類があるのですが、“K-Style”が僕の作った設定です。もちろん、そこからユーザーの好みに応じてカスタマイズしてもらうことができます」(片岡氏)

 さらに番組予約時の機能も強化されている。「今回から、(インターネット常時接続環境があれば)Gコード予約を行ったときに番組情報を取得する機能を搭載しました。また、録画予約が実行されると、設定に応じて“番組名のみ”、“番組説明のみ”、あるいはその両方を、録画時に自動的に取得することもできます。これによって、Gコード予約や番組誌を見て時間やチャンネルなどを設定しておくだけで、録画時に自動的に番組名とその説明を取得することができるようになりました」

レコーダーとしてより本質的な部分を優先して開発していく

 RD-XS41でのハードウェア的な部分での新たな機能追加は、はっきりと分かる部分では「DV入力端子」を新たに装備したことだ。DV入力端子は、競合他社の製品ではすでに一般的に装備されており、東芝製品でのみ唯一採用が見送られていた。もちろん、これまで搭載が見送られてきたのには、同社なりのというか、片岡氏なりの理由がある。

[北川達也, ITmedia]

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