News 2003年11月7日 09:07 PM 更新

進化するブログとその周辺 第1回
RSSリーダー総まくり――海外製ツール編(3/3)


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 IEのツールバー(エクスプローラーバー)として機能するツールで.NET Frameworkを使用している。“見出しを表示するだけ”なので機能は非常にシンプルだが、ブラウザと統合しているので非常に使いやすい。



 Mozillaのツールバーとして使用するXUL(XML-based User-interface Language)アプリケーションで、高機能だが少し動作が重い。OPMLによるRSSリストのインポート/エクスポートが可能。



 話題のMozilla Firebird用のプラグイン。ブックマークと統合されたインタフェースなのでRSSの管理が容易だ。


その他のツール

 上記の分類に入り切らないものもある。メインのRSSリーダーとして使うにはちょっとつらいが、知っていればなかなか楽しいツールも少なくない。

 ティッカー型のシンプルなインタフェースをもった表示ソフト。デスクトップの好きなところに常駐させておくことができる。日本語ランゲージキットも存在するが、独自フォーマットを使用しているためRSSフィードを作るのに手間がかかるがやや難。



 Smalltalkで開発されたツールで、Linux、Macintosh、Solaris、AIX、HP-UX、IRIXなど数多くのプラットフォームに対応しているのが特徴。ただし、残念なことに文字化けがひどくて日本語は使えない



 Macromedia Flashで開発されたツール。RSS 0.91と0.92しか対応しておらず日本語にも対応していないので使用には耐えないが、珍しいので紹介しておく。



 Javaで開発されたアプリケーション。当然のことながらプラットフォームには依存しない。しかし、日本語対応はしていない。


課題はRSS配信の普及

 現在は単体型ツールが多いRSSリーダーだが、将来的にはWebブラウザやメールクライアントに統合されていくのではないかと筆者は考えている。しかし、いくらツールが充実しても肝心のRSS配信が一般的にならない限り、普及は難しいだろう。

 日本ではまだごく一部のサイトしか導入しておらず、記事見出しの著作権などクリアすべき問題も多い。ニュースサイトなどの今後の対応が注目される。

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[田口和裕, ITmedia]

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