News | 2003年11月14日 03:54 PM 更新 |
イーレッツのUSBクリスマスツリー「線上のメリークリスマスIII」が11月下旬に1000台限定で発売される。オープン価格で、実売予想価格は3980円前後。殺伐としたPCまわりを一発でクリスマス化、メリーな気分にさせてくれる癒しグッズがグレードアップして再々登場だ。
PCのUSBポートに接続するとクリスマスソングをバックにツリーのLEDが点滅し、発泡スチロールの雪が舞うミニチュアのクリスマスツリー。第3弾となる今年は、山下達郎の定番曲「クリスマスイブ」を採用したほか、ツリーの前にたたずむマスコットを雪だるま×2からトナカイとサンタに変更するなど、クリスマス的スペックを大幅に強化している。
曲の候補にはワム「LAST CHRISTMAS」や、桑田圭祐「白い恋人達」などもあがったが「誰でも(オヤジでも)知っているのは達郎でしょ」(同社)ということで「クリスマスイブ」が採用されたという。
イブの夜、PCに向かいながら発泡スチロールの雪に合わせて「きっと君は来ない」なんて口ずさむとクリスマス気分と一緒に寂しさが襲ってくるかもしれない。だが孤独感に耐えてPCに向かいつづけてこそ真のIT戦士。オタク修行、もとい武者修行にはうってつけだ。
曲の使用については、JASRACからの許諾も取得済み。「許諾料は安かったが、メロディーICの製造コストが高かった」と同社担当者はぼやく。
また昨年までの英語パッケージを一新、日本語パッケージにした。1000台以上ならパッケージを日本語で印刷してもらえるため、昨年の2倍となる1000台の生産に踏み切ったという微妙によく分からない事情があったようだ。
昨年は発表後24時間で受注完了、某オークションサイトでは1万2500円もの高値がつき、「東京・秋葉原ではショップ開店前に行列ができた」(同社)とちょっと信じたくないほどの人気商品になった。今回の1000台もすぐなくなってしまうかもしれない。
サイズは170(直径)×260(高さ)ミリ。付属USBケーブルは1メートル20センチ。他のUSB機器がバス電源を利用している場合は使用を控えてほしいとしている。
今年も米ニューヨークのTKNYでも発売するが、「NYっ子は山下達郎を知らないため」(同社)、クリスマスソングは昨年同様の一般的なものに変更されるという。ただし、パッケージは日本語バージョンのまま出すとのこと。ニューヨークのIT戦士にこの絶妙な寒さ、もといクールな大和魂を見せつけてきてくれそうだ。
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