News 2003年12月7日 09:39 PM 更新

MSIイベントでインテル次世代サウスブリッジ「ICH6W」がいきなり登場(2/2)


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MSIが説明するPCプラットフォームの大変化。ソケットは変わるわ、メモリは変わるわ、フォームファクターは変わるわ、バス規格は変わるわ……。「ユーザーがついてこれるのでしょうか?」とMSIスタッフも心配するほど


その変化を受けてMSIが用意しているマザーボードラインアップPentium 4対応版。現行ラインアップはPrescottコアのPentium 4/3.20GHzまで対応できるとしているが、その後登場するだろうFMB1.5世代のPentium 4/3.6GHzに対応するのは、これから登場するマザーボードになる。その第一弾として今週末から登場したのが「PT880 Neo-FISR」だ


AMDプラットフォーム対応マザーボードのロードマップ。Opteron/Athlon 64対応マザーとともに、K7世代対応のマザーボードも登場する。チップセットには「VIA KT880」の名前が見える

 ビデオカードといえば、すでにほかのベンダーから登場しているGeForce FX 5950 Ultra、GeForce FX 5700 Ultraを搭載した製品がMSIからまだ出荷されていないのが気になるところ。この点については「これからMSIの製品は、パッケージやマニュアルなどすべて部分で日本語で表示する“フルローカライズ”を進めていく。現在、その翻訳作業に時間がかかっていて、製品の出荷が遅れているが、来週中にも出荷できる」と説明していた。

 なお、ライバルのASUSTeK、GIGABYTEがビデオカードラインアップにNVIDIA、ATIを用意しているが、MSIは今のところNVIDIA一本槍の状態。ATI製GPUを搭載したビデオカードはMSIとしてどうするのか、けっこう気にしているユーザーも多いようだが、きょうの説明会では「リテール市場ではATIのGPUを載せたビデオカードを扱う予定は“いまのところ”決まっていない」と発言している。


まもなく登場するGeForce FX 5950 Ultra搭載の「FX5950 Ultra」に実装される「MSI TWIN FLOW」の説明。「高い冷却効果と静音性を両立させた」とはMSIの説明。左のグラフは縦軸に冷却効果、横軸に回転数。右のグラフは縦軸に騒音レベル、横軸に回転数をプロット。赤いグラフのNVIDIAオリジナルクーラーと比べて、青いグラフのMSI TWIN FLOWは冷却効果、発生騒音ともに良好なデータを示している


すでにMSIのマザーボードで使われている「D.O.T.」機能がビデオカードでも使えるようになった。5段階のパフォーマンス設定モードとGPUの処理負荷にあわせて、動作クロックを自動で設定してくれる。MSIのWebサイトからダウンロードできるドライバを使えば、MSIのすべてのビデオカードで利用可能だ


キューブ型ベアボーンとともにMEGAブランドの重要なラインアップであるMP3プレーヤーのロードマップ。初心者向けに機能を絞ったMS-5513、FMチューナーを実装したMS-5515、デザインを意識してSDカード、MMCに対応したMS-5516と三つのシリーズが準備されている


STARブランドで登場する予定のWebカメラ「StarCam 370+」このほかにも、マウス2製品とUSBハブ2製品がSTARブランドとして登場する


派手な液晶ディスプレイが印象的な「ゲーム野郎志向」のMEGA 865G。「液晶ディプレイの調整に時間がかかって」出荷までもう少し時間がかかるようだが、すでに量産に入っていて、まもなく登場するとのこと

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[長浜和也, ITmedia]

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