News:ニュース速報 2001年1月24日 03:37 更新

セガ,ドリキャス生産中止検討を事実上認める

 セガは1月24日,家庭用ゲーム機「ドリームキャスト」事業について,「ソフトウェアを中心に引き続きおこなっていく」とのコメントを発表,ドリキャスハード事業からの撤退を検討していることを事実上認めた。

 コメントによると,ドリキャス生産中止方針を報じた各紙の報道について「現時点では正式に機関決定されたものではない」と断りながら,「ドリームキャストハードウェアについては,来期以降の製造,販売,流通体制のワールドワイドでの構造改革を計画しております」とした。同社の決算期は3月。

 今後については,「PS2とゲームボーイアドバンスへのソフト供給を引き続き交渉中」と,ソニー・コンピュータエンタテインメントと任天堂へのソフト供給方針を認めた。ドリキャスについては,「DCアーキテクチャのPCやSTB,家電等への搭載を積極的に推進する」と昨年明らかにしたマルチプラットフォーム方針を繰り返すにとどまった。

 同日の東京証券取引市場では,セガは前日比200円高(+15.75%)の1470円で取引を終えている。

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