News:ニュース速報 2001年4月24日 08:18 更新

松下主導のデジタル放送サービス会社にトヨタらが出資

 松下電器産業と東芝が主導する次世代CS放送サービスの企画会社イー・ピー・エフ・ネットは4月24日,大手メーカーや広告代理店,都銀など計29社を引受先とする50億円の第三者割当増資を実施すると発表した。

 増資振り込みは5月末までに完了する予定。資本金は現在の2億円から52億円へと拡大する。

 引受先企業は,既存株主が松下,東芝,日立製作所の大手3メーカーと,在京民放キー局5局とスカイパーフェクト・コミュニケーションズ,WOWWOWの放送各社,電通と東北新社の13社。また新規企業は三洋電機,シャープ,NEC,富士通,日本ビクター,トヨタ自動車,KDDI,三井住友銀行,東京三菱銀行,三菱商事,角川書店,博報堂,ビデオリサーチ,ダスキン,楽天の有力企業15社と明らかにされていない1社の計16社。

 同社は110度CS放送とBSデジタル放送を受信できるセットトップボックス「eSTB」を核に,蓄積型双方向サービスの実現を目指す企画会社。昨年10月に松下と東芝,ソニー,日立の4社が合弁で設立した。その後,松下主導の計画にソニーが難色を示し,ソニーは計画から離脱して独自でサービス化を図ることにした経緯がある。

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