News:ニュース速報 2001年7月3日 11:54 更新

リコー,JPEG2000準拠の圧縮/伸張LSIを開発

 リコーは7月3日,次世代画像形式「JPEG2000」に準拠した画像圧縮/伸張LSIを開発したと発表した。第3四半期中にサンプル出荷を開始,同社のコピー機に採用を予定している。

 JPEG2000の処理プロセス上のウェーブレット変換や算術符号化部分に加え,符号生成/解析までを業界で初めて1チップ上に集積した。処理プロセスのハードウェア化により,640×480ピクセルサイズで毎秒30フレームの動画を処理できる速度を実現したという。同時に,JPEG2000の処理での画像単位である「タイル」(128×128ピクセル)データに変換するインタフェースチップも開発。LSIにインタフェースチップとバッファ(SDRAM)を組み合わせることでリアルタイムエンコード/デコードが可能になる。

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