News:ニュース速報 | 2001年7月17日 03:00 PM 更新 |
ソニーは7月17日,モバイルPentium III-M/1.13GHz(コードネーム:Tualatin)搭載のA4サイズノートPC「バイオノートGR」(PCG-GR9/K)を正式発表した。バイオノートGRは,6月に米国ニューヨークで開催された「TECHXNY/PC EXPO」で参考出展されていたモデル。2001年夏モデルでは姿を消した「バイオノートXR」の後継機種という位置付けで,バイオノートシリーズの最上位に位置する製品だ。価格はオープンプライス。発売日は「近日発売」となっている。
バイオノートGRは,チップセットにモバイル向けバージョンの「Intel 830MP」を採用。Intel 830はコードネーム「Almador」と呼ばれていた新チップセット。そのほか,大型のセンタージョグや,MGメモリースティックスロットを装備するほか,DVD-ROM/CD-RWのコンボドライブを標準で備えている。グラフィックには,カナダATI Technologiesの「MOBILITY RADEON-M」(VRAM:8Mバイト)を採用した。
また,バイオノートXRの後継ながら,重量は約2.5キロ(ウェイトセーバー使用時)と約300グラムの軽量化が図られたほか,熱機構のギミックが取り除かれた分,本体も最厚部で1センチ程度薄くなっている。
1999年にデビューしたバイオノートXRをブラッシュアップした格好のバイオノートGRだが,中でも最も強化されたのは液晶ディスプレイ。14.1型でSXGA+(1400×1050ピクセル)表示可能なTFT液晶パネルを使用し,視野角は左右140度,上50度,下60度を実現。ノートPCの視野角は十分すぎるほどで,デスクトップPCの単体液晶ディスプレイ並だ。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | バイオノートGR(PCG-GR9/K) |
CPU | モバイルPentium III-M/1.13GHz |
チップセット | Intel 830MP |
HDD | 約30Gバイト |
メモリ | 128Mバイト(最大256Mバイト) |
グラフィック | MOBILITY RADEON-M(VRAM:8Mバイト) |
ドライブ | DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ(DVD-ROM:8倍速,CD-RW:24/8/4) |
ディスプレイ | 14.1型TFT液晶,SXGA+対応(1400×1050ピクセル) |
インタフェース | USB×3,IEEE 1394×1,56Kbpsモデム,10/100BASE-TX×1,MGメモリースティックスロット×1,PCカードスロット Type II×2 |
駆動時間 | 約2〜3時間(バッテリー×1),約4〜6時間(バッテリー×2) |
本体サイズ | 312(幅)×36.7(高さ)×261.2(奥行き)ミリ |
重量 | 約2.5キロ(バッテリー×1,ウェイトセーバー),約2.9キロ(バッテリー1×,DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ) |
OS | Windows 2000 |
価格 | オープンプライス |
発売日 | 近日 |
また,オンライン販売サイトのソニースタイルドットコム・ジャパンでは,バイオノートGRのオリジナルモデルとして,OSにWindows Meを搭載するモデル(PCG-GR9)を用意する。
またバイオデスクトップシリーズでは,夏モデルの追加機種として,「バイオLX」(PCV-LX32BP)が登場した。CPUには,Celeron/800MHzを搭載,標準で60Gバイト HDD,128バイトのメモリ,DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ,15型TFT液晶(XGA対応)を装備する。価格はオープンプライスだが,実売予想価格は20万円前後。
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