News:ニュース速報 2001年8月3日 06:40 PM 更新

サイボウズ,ネオジャパンを提訴

 サイボウズは8月3日,同社グループウェアの著作権を侵害したとして,ネオジャパンを相手取りネオジャパン製品の頒布と使用許諾差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こした,と発表した。

 同社は,ネオジャパンのグループウェア「iOffice2000バージョン2.43」と「iOffice V3」が,サイボウズのグループウェア「サイボウズ Office」を模倣しているとして,著作権法と不正競争防止法に基づいて訴訟を起こしたとしている。同社は「製品画面や階層構造が非常に似ているだけでなく,HTMLプログラムなどに不自然な相似点がある」と主張している。

 この問題では,サイボウズはネオジャパン製品の頒布と使用許諾差し止めを求める仮処分を申し立て,東京地裁は6月に「iOffice2000バージョン2.43」についてサイボウズの主張を認め,仮処分を決定した。ネオジャパンはこれに対し,「ユーザーの要望を取り入れれば似通った画面表示になるのは一般のソフトでも共通」などと反論している。

関連記事
▼ 「サイボウズOffice」著作権侵害でネオジャパン製ソフトの頒布差し止め仮処分
▼ ネオジャパン,ソフト頒布中止仮処分の地裁決定に「疑問」
関連リンク
▼ サイボウズのニュースリリース
▼ ネオジャパン「『著作権仮処分申立事件』について」

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.