News:ニュース速報 | 2002年3月12日 04:33 PM 更新 |
住友電気工業は3月12日,東京電力と共同で,電力線を使ったデータ通信では世界最速となる45Mbpsを達成したモデムを開発したと発表した。搭載チップの改良が進めば200Mbpsを達成する可能性もあるという。
スペインDS2の電力線通信チップを採用した。スペインの電力最大手ENDESAとサラゴサ市内で実施した実証実験に成功。ENDESAはサラゴサで数千軒規模の試験サービスを今夏から始める計画。ENDESAは,新開発のモデムを試験サービスに採用する見込みとしている。
住友電工は,ENDESAの試験サービスを通じてコスト面や信頼性などの課題を確認後,新製品を欧州を中心とする海外で今夏から販売する。新製品は1.7M〜30MHz帯(HF)で使用しているため,国内では使用できない。HF帯が電力線通信に解禁されれば,国内でも積極的に販売するとしている。新製品は「CeBIT 2002」(13日開幕,ドイツ・ハノーバー)で公開する。
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