News:ニュース速報 2002年3月28日 09:10 PM 更新

特許無効でエプソン実質敗訴 インクカートリッジ販売差し止め訴訟で

 セイコーエプソンが同社インクジェットプリンタ用インクカートリッジに関する特許を侵害されたとして,エレコムなどを相手取り販売・製造の差し止めを求めた裁判で,エレコムは3月28日,エプソンが訴訟を取り下げたため実質的にエレコムが勝訴したと発表した。

 この問題は,エプソンが2000年9月,同社互換インクカートリッジを販売していたエレコムと製造元のエステー産業に対し,カートリッジの販売・製造差し止めを求めて東京地裁に訴訟を起こしたもの。さらにエプソンは2001年2月,損害賠償9000万円の請求も追加した。

 エプソンは当時,エレコムが販売するカートリッジが「カートリッジ内のナトリウムイオンを特定濃度以下にすることで,長期間放置されてもインクの詰まりを防止するというエプソンの特許(特許番号第2696828号)を侵害している」と主張していた。

 エレコムの発表によると,訴訟では同特許の有効性と,互換カートリッジが同特許権に抵触しているかどうか──が争点になった。エステー産業が特許庁に対し同特許の無効審判を申し立てたところ,特許庁は今年1月,同特許を「新規性がなく無効」として取り消した。

 訴訟の根拠となる特許権が無効となったため,エプソン側が訴訟を取り下げ,エプソンとエステー側もこれを了承した。エレコムは「実質的に勝訴に値する」としている。

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[ITmedia]

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