News:ニュース速報 2002年4月4日 03:29 PM 更新

富士写,スーパーCCDハニカムIII搭載「FinePix S602」を発表

 富士写真フイルムは4月4日,「スーパーCCDハニカムIII」を搭載したハイエンドデジタルカメラ「FinePix S602S」を発表した。4月22日発売。価格は12万5000円。


 1月に既に開発を表明していた製品。同社独自のCCDを進化させた「スーパーCCDハニカムIII」を搭載。有効310万画素ながら,最大2832×2128ピクセルと603万画素相当の画像を撮影できる。640×480ピクセル時で毎秒30フレームの動画撮影も可能。高感度時でもノイズが少ないクリアな画質を実現し,1280×960ピクセル時にはISO 1600相当の「キャンドルショット」を設定できる。

 レンズは「スプレンディッシュ」6倍ズーム。レンズ端から1センチまで接写できるマクロ機能,1/10000秒の高速シャッター,最高解像度でも約0.2秒間隔で最大5コマまで可能な連写機能などを備えた。フォーカスポイントを選べるエリア選択AF機能も搭載する。


 ファインダー部は0.44型LCDを内蔵し,一眼レフ的に撮影できる。スマートメディアとマイクロドライブに対応するスロットをそれぞれ装備した。本体デザインはL字型を採用してホールド性を高めた。

 主な仕様は以下の通り。

製品名FinePix S602
撮像素子1/1.7型有効310万画素スーパーCCDハニカム(原色フィルター)
記録方式静止画:DCF準拠Exif Ver.2.2(TIFF-RGB,JPEG)DPOF対応,動画:DCF準拠(Motion JPEG)
記録画素数静止画:2832×2128/2048×1536/1280×960/640×480ピクセル,動画:640×480/320×240,30fps
撮影感度ISO 160/200/400相当(1280×960ピクセル/NORMAL時にISO800/1600が選択可能)
レンズスーパーEBC フジノン6倍ズームレンズ7.8mm〜46.8mm(35mmカメラ換算35〜210mm相当),F2.8〜F11.0
デジタルズーム2048×1536時:約1.4倍,1280×960時:約2.2倍,640×480時:約4.4倍
測光アベレージ/スポット/TTL64分割
露出制御オート/プログラムオート/絞り優先/シャッター優先の各AE,マニュアル,シーンポジション(人物/風景/スポーツ/夜景/BW)
シャッタースピード1/4〜1/2000(AUTO),3〜1/1000(P,A,S),15〜1/10000(M)
ホワイトバランスオート(マニュアル撮影モード時に7ポジション切り替え可能)
フォーカス外部AFセンサー(外光パッシブ位相差AF)+CCD AF
ファインダー0.44型カラー液晶
液晶モニター1.8型低温ポリシリコンTFT
ストロボタイプ内蔵自動調光タイプ
記録メディアスマートメディア(128Mバイト),マイクロドライブ(340Mバイト/1Gバイト)
インタフェースビデオ出力端子,USB,DC入力
電源単3形×4(アルカリ/ニッケル水素)
サイズ121(幅)×81.5(高さ)×97(奥行き)
重量約500g(電池,スマートメディア含まず)

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