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ルネサス、CE Linux対応プラットフォームを試作
ルネサステクノロジは、コンシューマー機器向けLinux「CE Linux」対応プラットフォームの試作品を開発したと発表した。
ルネサステクノロジは1月8日、コンシューマー機器向けLinux「CE Linux」対応プラットフォームの試作品を開発したと発表した。電源オンから2秒以内に動画像の表示が可能など、リアルタイム性を高めた。
同社の開発用ボード「RTS7751R2D」とCE Linuxフォーラム(CELF)仕様対応Linuxで構成。ボードにはSH-4コア内蔵の「SH7751R」を搭載し、米Silicon Motionのメディアプロセッサ「SM501」と組み合わせることでビデオオーバーレイやアルファブレンドなどの画像表示機能や、LCDコントローラやUSBホスト機能も搭載した。
LinuxはCELFが配布しているコードをベースに、リネオソリューションズがSH-4向けに開発したパッチを適用したもの。リアルタイムスケジューラの搭載で電源投入から2秒以内に動画表示、4秒以内にユーザーのキー入力が可能になっているという。今後はカーネル2.6に対応するほか、各種アプリケーションの拡充などを進める。
米国ラスベガスで1月9日(現地時間)に開かれる「CE Linux Forum 2004」で展示・デモを行う。
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