きょうは「Hall 2」でマザーボードとグラフィックスカードを堪能した:今週はCOMPUTEX TAIPEI 2004で右往左往した(1/2 ページ)
正道奇道取り混ぜて、最新PCパーツ大集合のこのイベント。今年は新プラットフォームの登場で、どのブースも新製品で盛り上がっている。まずは、定番のマザーボードとグラフィックスカード、そしてちょっと変わったキューブPC(?)に注目してみよう。
今年のCOMPUTEX TAIPEI 2004は、PCI ExpressにSocket-939対応CPUの登場と、プラットフォームが大幅に変更するタイミングで開催された。そのため、展示ブースの数は前年を上回り、各ブースで新製品が大量に展示されるなど、なかなかの盛り上がりを見せている。
今年の展示ホールは4カ所設けられ、それぞれの会場で光学ドライブなどの「周辺機器」、ハブや無線LAN、ギガビットイーサで盛り上がる「ネットワーク関連機器」、HDDなどの「ストレージ関連機器」、キワモノに遭遇する確率がきわめて高い小規模パーツベンダーを集めた「パーツ関連ベンダー」など、テーマごとにエリアを区切って展示ブースが配置されている。
ここでは、その中から「Hall 2」に集中して設けられた「System & Motherbord」エリアで見かけたマザーボードやグラフィックスカード、ベアボーンなどを、日本でもなじみのあるベンダーのブースを中心に紹介しよう。
ASUSTeK
Intel 925X/915マザーにPCI Express対応グラフィックスカードを組み合わせた動態デモを行っていたASUSTeKで、とくに目立っていたのが冷却システムのデモ。アクリルパネルで厳重に覆われたケースの脇に、エンジンのような大型の機械と、液体窒素を思わせるようなボンベが展示されていた。「おわっ、超大型コンプレッサーと大量の液体窒素を組み合わせた、ハイパークーリングユニットかっ」と思いきや、ASUSTek独自の冷却機能「AI NOS」のイメージアピールだったりした。
GIGA-BYTE
GIGA-BYTEのブースでもメインはPCI Express対応のマザーとグラフィックスカード。グラフィックスカードはNVIDIAとATI両方の製品を展示。ともにハイエンド、ミドルレンジ、バリュークラスが用意され、バリュークラスの製品はファンレスになっている。
マザーボードでは、これまでの「6-Dual」の進化形である「8 煤vをアピール。エントリークラスの「PX」シリーズとともに多数の製品を展示していた。
AOpen
AOpenのブースで注目を集めていたのは、最新キューブ型ベアボーンの「XC Cube」 ラインアップは2種類用意され、ゲームユーザーを意識したバージョンはIntel 915Gマザーボードを採用。ホームシアター用途の「AV Edition」はIntel 865Gマザーを搭載している。
AOpenブースの奥に「ひっそりと」展示されていたのがBTXに準拠したミニタワーPCと省スペースPC。BTXについては、多くのベンダーからマザーボードやケースの展示が行われているが、AOpenでは、マザーボードを実際にケースに組み込んだ状態で中身を展示しているので、クーラーユニットや電源ユニットがケースの中でどのような位置にレイアウトされるのか把握できる。
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