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IBMとInfineon、16MビットMRAMを披露

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 米IBMと独Infineon Technologiesは6月22日、容量16MビットのMRAM(Magnetic RAM)を披露した。16Mビットに到達したのは初めてとうたっている。

 MRAMは次世代不揮発性メモリとして期待されている。従来から使われている電荷でなく磁気の向きでデータを保存。電源を落としてもデータが残るため、OSをMRAMに入れておけばPC起動を待たずに済むようになる。

 今回披露された16MビットMRAMはロジックベースプロセス180ナノメートル、1T1MTJ(1-Transistor 1-Magnetic Tunnel Junction)アーキテクチャを採用する。これまで発表されたMRAMの中でも、セルサイズ1.42平方μmで最高の記録密度を達成している。また新しいブートストラップ書き込みドライバ回路と、スタンバイ電流を減らすための機能も採用している。

 16MビットMRAMは、既存のメモリ製品よりも高速で電力消費が少ない。IBMとInfineonは、携帯機器や高性能コンピューティング(HPC)の分野で採用が進むと見込んでいる。

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