ライブドアは10月22日、イーバンク銀行と包括的な和解契約を結んだと発表した。両社で訴訟などを取り下げるほか、ライブドアは保有するイーバンク株式を売却し、資本関係を解消する。
両社は昨年10月に提携し、ライブドアはイーバンクに出資して筆頭株主に。だが方針の違いから争いが表面化し、両社が互いに刑事告訴するなど泥沼化していた。
和解によると、両社はそれぞれ争いについて「遺憾の意」を表明。争いが二度と生じないように誠実に対応し、誹謗中傷を行わないなどとした。
ライブドアは、同社や投資組合などを通じて保有するイーバンク株式合計4万9500株(14.9%分)を27日までに第三者に売却、資本関係を解消する。
株式譲渡の完了を条件に、イーバンクは刑事告訴と民事訴訟、ライブドアは刑事告訴をそれぞれ取り下げるとしている。
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