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影をインタフェースに使う新型ディスプレイ、日立が開発
手をかざすなどしてできる影をユーザーインタフェースに使うテーブル型ディスプレイを日立が試作した。アミューズメント分野向けに来年の製品化を目指す。
日立製作所は11月15日、人などの影をユーザーインタフェースに使うテーブル型ディスプレイ「シルエットカウンター」(仮称)を開発したと発表した。アミューズメント分野向けに2005年上半期の製品化を目指す。
日立ヒューマンインタラクションラボが開発した。テーブル上に投影された影に反応して動作するユニークなインタフェースを搭載した。
ディスプレイはリアプロジェクション方式。テーブル内に小型液晶プロジェクター「CPX328J」のエンジン部分を内蔵し、特殊な塗装を施したアクリル天板に42型程度の映像を投影する。テーブル内にはカメラも内蔵され、手などをかざしてできた影を認識する仕組みだ。
このほどナムコと協力し、同社のLANエンターテイメント実験店「LEDZONE」(東京・西蒲田)に試作機を設置し、デモンストレーションを始めた。ネットワークゲーム「Counter-Strike」の「作戦会議テーブル」としてユーザーに使ってもらう。全体図を俯瞰(ふかん)しながら、専用マウスを使って自分の通った道をトレースするなどして次回の作戦を練ることができる。テーブル上の影を認識して次の場面に画面を移動することも可能だ。
ナムコとの協力は、アミューズメント分野向けマーケティングの一環。デモを通じてノウハウを蓄積し、製品化を図っていく考えだ。公共機関への設置や対面販売用途なども想定している。
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