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Linuxへの“敵意と配慮”入り交じる、Solaris 10発表イベント(2/2 ページ)

オープンソース版のSolarisを1月末までにリリースし、「オープンソースベンダー」として売り込みをかけるSun。だが過去の経緯から、懐疑的なデベロッパーも多い。(IDG)

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 Sunがオープンソースを強調するのにはもっともな理由がある。調査会社のIDCによれば、2004年4〜6月期(データが入手可能な最新の四半期)に、Linuxサーバの出荷台数は38.2%の伸びを示した。もっとも、過去3年間にわたってLinuxにシェアを浸食されているSunではあるが、それでも4〜6月期はSolarisベースサーバも急伸し、33.8%という立派な伸び率を記録している。

 Sunの今回の発表は、IntelとAMDのx86プロセッサに対する新たな支持の表明でもある。Sunは各種のx86プロセッサ搭載システムを出荷しつつある。また、これまでに35社の機器メーカーとSolaris x86のバンドル契約を交わした。契約メーカーには、ブレードサーバメーカーのEgeneraや中国第二の規模を誇るPCメーカーのFounder Groupなどがある。「以前のSunは、x86版のSolarisをプッシュしようとはしなかった。だが今や、そんなことはなくなった」とIDCのアナリスト、ジーン・ボズマン氏は言う。

 OracleやBEA、Computer Associatesなど多くのソフトメーカーがSolaris x86サポートを表明している。また、DellやHewlett-Packardといった米国の大手ハードメーカーが、Linuxと同様、Solarisをサポートする可能性について、Sunの幹部らは15日、楽観的な見方さえ示した。「(こうしたメーカーを)ゲットする。それは時間の問題だ」とシュワルツ氏は語った。

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