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タッチパネルを組み込んだ低温ポリTFT 東芝松下ディスプレイが開発
システム・オン・グラス技術により、タッチパネル機能を液晶ディスプレイのガラス上に作り込んだ。タッチパネルを外付けする必要がないため、製品の薄型化・小型化が可能だ。
東芝松下ディスプレイテクノロジーは12月9日、タッチパネル機能を組み込んだ低温ポリシリコン液晶ディスプレイを開発したと発表した。タッチパネルを外付けする必要がないため、製品の薄型化・小型化が可能だ。
システム・オン・グラス技術により、タッチパネル機能を液晶ディスプレイのガラス上に作り込んだ。液晶画面から画像を取り込める「インプット・ディスプレイ」の技術(関連記事参照)を発展させたという。
低温ポリシリコンの特徴を生かし、高速にスイッチングできるという。光センサーの感度を向上させたほか、信号処理の高精度化を図ったことで、入力情報を短時間で読み取り、処理可能だとしている。
開発した製品は、3.5インチ、320×240ピクセル(QVGA)、カラー26万色の透過型。表示リフレッシュレートと読み取りデータレートはそれぞれ60Hz。
必要な時だけディスプレイ上にテンキーを表示させてタッチ入力するモバイル端末などでの利用を想定している。
同技術は「第11回ディスプレイ国際ワークショップ」(新潟市で12月8日から開催)で発表する。
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