ヤフーとバリューコマースは2月28日、資本・業務提携することで合意したと発表した。ヤフーはバリューコマース議決権総数の約54.9%を、約110億円で公開買い付けにより取得する予定。ヤフーはバリューコマースを通じてアフィリエイト事業に進出、オークションなどとの相乗効果を高める。
公開買い付けは3月1日から4月11日までの予定で、現経営陣や投資ファンドなどから応募への内諾を得た。
バリューコマースのアフィリエイト広告配信は1日3億3000万インプレッション。ネットユーザーへのリーチ率は50%を超え、国内最大規模のアフィリエイトネットワークだとしている。
アフィリエイト市場は成長が続いており、ヤフーはアフィリエイトと「Yahoo!オークション」「Yahoo!ショッピング」など既存サービスを組み合わせ、事業シナジーによるユーザー数や利用頻度の増加などを図っていく。
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