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ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)「UUME」の最期についてまとめた記事が先週4位にランクインした。「GREE」「mixi」の成功を受けて昨年次々と誕生したSNSだが、早くも淘汰が始まった印象だ。
国内SNSの多くが確固たるビジネスモデルを持たずにスタートしていた中、UUMEは「コミュニティを企業のマーケティングツールとして販売する」という明確な方針を持っていた。中国で成功していることもあり、確実に収益をあげられる初のSNSになるかと期待したが、残念な最期となってしまった。
SNSの運営は難しい。サービスを拡充してユーザー数を伸ばすほどサーバ負荷が増え、個人情報の厳格な管理が求められる。システム面の不具合対応に加え、人間関係のトラブル対応まで運営側に迫られることもあり、運営企業の負担は大きい。
最大手のmixiは3月、GREEは2月末にそれぞれ1周年を迎えた。mixiは現在、アフィリエイトに加え、バナー広告やコミュニティを使った広告、有料機能と収益源を拡大。2位のGREEは昨年末に株式会社化して以降、デザインやインタフェースを改善してユーザー数を14万人以上に伸ばすとともに、タイアップ型広告を導入。SNS専業企業として収益アップを図っている。
SNSがビジネスとして成り立つか、この1年が正念場になりそうだ。
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