東京電力は、無線アクセスサービス「スピードネット2.4GHz」の新規申し込み受け付けを3月31日に終了する。ADSLやFTTHに押され、加入数が減少し続けているため。現在利用中のユーザーは4月以降も引き続き利用できるが、サービス自体の終了も検討しているという。
スピードネット2.4GHzは、ベランダなどに設置したアンテナと電柱の基地局間を、上り下り最大1.5MHzの無線LANで結ぶ無線アクセスサービス。電話回線や光ファイバー不要でブロードバンドを利用できるのが売りだった。
同社は今後、経営資源をFTTHサービス「TEPCOひかり」に集中するとしている。
スピードネットは1999年、東京電力とソフトバンク、マイクロソフトが設立。2003年に東京電力に統合された。
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