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MSと東芝が包括クロスライセンス、デジタル家電開発を加速

東芝とMicrosoftがデジタル家電分野などについて、互いの特許を相互利用できる包括的クロスライセンス契約を結んでいたことが分かった。ネット家電などの開発を加速するねらいがあると見られる。

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 東芝と米Microsoftは5月13日、デジタル家電やPC関連の特許を相互利用できるクロスライセンス契約を4月末に結んだと明らかにした。東芝のハード技術や映像処理技術とMSのソフト技術を組み合わせ、ネット対応家電などの開発を加速する。

 対象は、情報処理システムとデジタル家電分野の特許。細かな対象分野は非公開だが、デジタル家電やPCが含まれているもようだ。ネットワークに対応したデジタル家電や、PCと家電との融合製品などに活用されると見られる。契約期間や金額など、条件は明らかにしていない。

 Microsoftは2003年から知的財産について他社に開放する方針を打ち出しており、包括的なクロスライセンス契約を日本の家電メーカーと結んだのは初めてとなる。

 デジタル家電分野では特許紛争が頻発する一方、ライバル企業同士のクロスライセンス契約締結が進んでいる。ソニーと韓国Samsung Electronicsは昨年12月に包括的なクロスライセンス契約を締結。松下電器産業と韓国LG電子も今年4月、PDP技術などに関するクロスライセンスを結んでいる。

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