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DTI、光時代に向けた新生「DTI」詳細を発表
新生DTIは、ダイヤルアップ時代から利用してきたサービス基盤を再構築し、光ファイバー時代に即したインフラとサービス体系になる。
ドリーム・トレイン・インターネットは9月14日、個人向けインターネットサービス「DTI」と「POINT」を統合して10月1日に開始する新生DTIのサービス内容の詳細について説明した。強みのFTTH光ファイバー時代を見据えたサービスを展開していく。
新DTIはかねて発表していたとおり、現在のDTIとPOINT、および法人向けの「Business」を統合する。統合後も現在の接続アカウントやメールアドレスはそのまま利用できる。
新DTIでは特に、これからの主流となる光ファイバー時代に選ばれるプロバイダーになることを念頭に、従来から評価の高いサポート満足度や光ユーザーの満足度をさらに高めるため、これまでに集まった要望や課題を基に機能を強化する。
- 光サービスやADSLサービスでは申し込みからサービス開始までの時間がかかるが、回線開通前でもダイヤルアップ接続やメールサービスなどを提供する。
- メールボックス容量を最大200Mバイト(保存期間無制限)、ホームページ容量最大100Mバイトを標準で提供
- 現在のIP電話サービス「POINT Phone ひかり」で利用できる電話番号はNTT東日本の電話番号に限られているが、新たな「DTIフォンひかり」ではNTT東日本の電話番号を持っていないユーザーにも独自の電話番号を提供
- テレビやビデオオンデマンドやカラオケを楽しめる「Powered Theater」を提供する
- 1契約に付きメールアドレス1個+3個まで無料で追加可能
- 標準でメール送受信のウイルスチェック機能提供
- 標準でスパムメールブロック機能提供、メールアドレスを何度でも無料で変更できる(1日1回以下)
- 評価の高い、電話とメールによるユーザーサポートをWeb上で提供「DTIオンライン・コンシェルジュ」
- 契約内容やサービス利用に応じて、料金の割引などで使えるポイントがもらえる「DTIポイント制度」(仮称)を提供(予定)
接続プランは統合前に50以上あるものを18に減らす。月額の基本料金は、ほとんどの場合従来の同等プランよりも引き下げとなる(現在契約中のユーザーで料金が上がる場合はこれまでと同じ料金で継続利用できる)。
また、サービスの詳細について説明した鈴木壽明常務は、将来のサービス展開について、ネット家電やデジタル家電向けの映像・音楽配信、IP放送、3G携帯電話+WiMAXの利用といった構想が語られたが、特に電力系ISPだからできるサービスとして電力線通信(PLC)に意欲を示した。
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