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911未対応でもIP電話サービスは継続可――FCCが通達
IP電話会社は、緊急通報ダイヤルに対応しなくても既存加入者へのIP電話サービスを継続できるが、新規加入者の受け入れはしないようにとFCCは通達した。
米連邦通信委員会(FCC)は11月7日、IP電話会社は緊急通報ダイヤル911に対応しなくても、サービスを停止する必要はないと通達した。
FCCはIP電話会社に対し、11月28日までに911サービスを加入者に提供するよう指示していた。しかし、これを達成できなくても既存加入者へのサービスを停止する必要はないと通知した。ただし、911に対応していない地域でのIP電話サービスのマーケティングおよび新規加入者の受け入れは停止するよう伝えている。
FCCは5月に、IP電話サービス提供企業に対し、緊急通報ダイヤル911への対応を義務付けると発表した(5月20日の記事参照)。またIP電話では緊急通報ダイヤルが利用できない可能性があることを加入者に周知徹底するようにも指導し、了承を得られなかった加入者へのサービス打ち切りを求めていた(9月29日の記事参照)。
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