三洋電機はこのほど、テレビ事業で「アジアの世界的電子機器メーカー」と提携を結ぶ方向で検討することで合意したと発表した。
相手企業は電子機器の開発・製造の世界的リーディングカンパニーで、強力なサプライチェーンを保有しているという。企業名は明らかにしていない。
三洋は現在ブラウン管テレビを世界で年間600万台製造・販売している。これを順次薄型テレビに置き換え、提携先のサプライチェーンを生かして競争力を高めるとしている。
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三洋の今期の最終赤字が前回予想の1400億円から2330億円に拡大する見込み。最大3000億円規模の増資を検討する一方、従業員の給与一律5%カットにも踏み切る。二次電池など得意分野に集中し、「総合家電」の看板は下ろす中期計画も公表した。
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