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東芝、LGと光ディスク関連特許をクロスライセンス
東芝と韓国LGが光ディスク関連製品特許のクロスライセンス契約を結んだ。次世代DVDを含む光ディスク製品の開発期間短縮とコスト削減がねらいという。
東芝と韓国LG Electronicsは2月9日、両社の持つ光ディスク製品の特許についてクロスライセンス契約を結んだと発表した。次世代DVDを含む光ディスク製品の開発期間短縮とコスト削減がねらいとしている。
対象は、両社が出願した光ディスク、ドライブ、プレーヤー・レコーダーに関する全世界における特許。デジタル家電分野では光ディスク関連機器の占める割合が大きくなっているため、クロスライセンスで商品開発力の強化と開発スピードの加速を図るという。
東芝は韓国Samsung Electronicsと光ディスク事業を統合しているが(関連記事参照)、次世代DVDでは東芝はHD DVDを推進し、SamsungはBlu-ray Disc陣営に属している。LGはBlu-ray陣営だが、1月の「2006 International CES」ではHD DVDプレーヤーを参考出展していた。
光ドライブ分野では、Blu-ray陣営のソニーとHD DVD陣営のNECが事業統合を発表している(関連記事参照)。LGはBlu-ray陣営の日立製作所と合弁でドライブ事業を展開している。
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