半導体工業会(SIA)の4月3日の発表によると、2月の世界半導体販売額は前年同月より6.8%増えて192億2000万ドルとなった。季節的な要因から前月比では2.2%の減少となる。
SIAによれば、2006年1〜3月期は半導体および完成品の在庫だぶつきが顕在化しているが、2004年後半と同様、エレクトロニクス業界のサプライチェーンが迅速に対応し、7〜9月期までに在庫は調整される見通し。
2006年の携帯電話販売台数は10%増の予想だったが、SIAによれば伸び率はこの予想を上回るもようで、特に中国とインドの低価格機の販売がけん引する形となる。PC販売台数は予想通り8〜10%増加し、半導体業界も年間7.9%増の予想を達成できると見込んでいる。
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Gartnerの速報値によると、2005年の世界半導体販売額は前年比6.9%増の総額2350億ドルに達し、過去最高となる見通し。iPod shuffleとiPod nanoのヒットが貢献した。
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