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組み込み半導体のフリースケール、関西拠点を強化

フリースケールは関西および西日本の家電・自動車メーカー向け戦略として、大阪営業所を強化する。東京、名古屋に続く拠点強化策となる。

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 組み込み向け半導体メーカーのフリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは4月4日、大阪営業所を中心とした関西地区の拠点を大幅に強化すると発表した。2004年12月の東京ラボ設立、2005年3月の名古屋品質・テストセンター設立に続く強化戦略の一環。

 今回の関西拠点強化では、在阪の大手家電メーカーや西日本の自動車メーカー、ネットワーク機器メーカーのなどに向けて、販売と技術の両面でのサポートを展開する。大阪営業所の人員を従来の3倍に増強して、販売代理店との連携を強化するとともに、家電メーカーの製品開発から生産までを支援する総合サービスを提供するという。

 4月中には大阪営業所内(大阪市淀川区)に「アプリケーション・ラボ」を設置し、東京ラボや名古屋品質・テストセンターと連携して車載機器メーカーへのサポートやFMC(Fixed-Mobile Convergence)の品質・接続性検証など、関西地区顧客への技術サポートを強化する。

 また、大阪日本橋では九十九電機と協力し、マスマーケットを対象にして、8ビットマイクロコントローラー評価ボードとプログラミングツール「CodeWarrior」のセットパッケージ販売キャンペーンを開始する。秋葉原での販売も予定している。

 「関西地区での売り上げは現在フリースケール全体の2割に満たないが、5割を超えてもおかしくない」(フリースケール代表取締役社長の高橋恒雄氏)

 一方、フリースケールがこれまで行ってきたインターンシップなどの大学との連携プログラムを関西地区にも広げ、大阪大学大学院情報科学研究科と連携し、同社社員による講演や、情報ネットワーク学の実習などを実施する。今後は大阪大学以外にも広げていきたいという。

フリースケール高橋社長(中央)
「(関西地区強化では)かなり真剣に投資をした」と話すフリースケールの高橋社長(中央)、同社販売代理店の東京エレクトロンデバイスの砂川社長(左)と丸文の遠藤常務・デバイスカンパニー社長(右)

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