台湾のBenQとLite-On ITは4月11日、光学ドライブ製造事業を統合すると発表した。Lite-OnにBenQの製造部門を統合、BenQはOEM供給を受けて自社ブランドで販売する。統合会社の世界シェアは27%となり、世界2位の光ドライブメーカーになる。
BenQは約44億円の収入を得る一方、Lite-Onの発行済み株式の13%を取得して第2位株主になる。Lite-OnはBenQの顧客と特許を引き継ぐ。
光ドライブ市場では大手メーカー同士の連携が進み、日立製作所と韓国LG、東芝とSamsung、NECとソニーが同事業を統合した。
BenQは3月に発表した2005年10〜12月期決算が大幅赤字に転落。独Siemensから携帯電話部門を買収後、リストラ費用がかさんだのが原因。
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