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Rambus特許侵害でHynixに3億690万ドルの賠償命令
Rambusの発表によれば、陪審評決で特許10件の侵害が認定され、Hynixが米国内で販売したメモリ製品に関連して3億690万ドルの損害賠償をRambusに支払うよう命じられた。
メモリ設計企業の米Rambusは4月24日、韓国のHynix Semiconductorを相手取った特許侵害訴訟で、3億690万ドルの損害賠償命令を勝ち取ったと発表した。
Rambusの発表によれば、Rambusが主張していた特許10件の侵害が陪審評決で認定され、Hynixが2000年6月から2005年末にかけて米国内で販売したSDRAM、DDR SDRAM、DDR2メモリ製品に関連してRambusへの3億690万ドルの損害賠償支払いが言い渡された。
RambusではHynixに対し、特許を侵害しているメモリ製品の製造、利用、販売、輸入を差し止める恒久禁止命令の言い渡しも求めている。この問題についてはこの夏にも決定が下される見通し。
両社の訴訟はHynixが2000年8月にRambusを相手取り、11件の特許が無効であり侵害はしていないとの確認を求めて提訴。これに対してRambusが反訴していた。
RambusはHynixのほかにもMicron、Samsung、Nanyaとの間で特許訴訟が係争中。
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