ソニーは6月6日、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「α100」を7月21日に発売すると発表した。コニカミノルタの「αマウントシステム」を継承し、ソニーが一眼レフ市場に参入する。
ソニーの参入第1弾は普及機種。価格はオープンで、ボディのみの実売予想価格は10万円前後。マウントに加え、レンズを選ばず手ブレ防止効果があるCCDシフト方式の手ブレ補正機能なども受け継いだ。CCDはAPS-Cサイズの1020万画素CCD。CCD表面へのごみ付着を低減するアンチダスト機能も備えた。
レンズは「ソニーαレンズ」としてラインアップをそろえる。独Carl Zeissと共同開発した「Planar T* 85mm F1.4」(税込み18万9000円)などツァイスレンズ3本も10〜11月に発売する予定。
コンパクトデジタルカメラでは世界大手のソニーは、コニカミノルタからカメラ事業を受け継ぐ形で一眼レフへの参入を果たした。ほぼ世界同時に同ブランドで発売し、当初は月産8万台の計画。本年度に世界シェア10%を目指す。
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デジタル化が加速させた優勝劣敗の原則は名門を撤退に追い込んだ。コニカミノルタは、不振のカメラ・フォト事業から完全撤退。「αマウント」はソニーが継承し、同マウント準拠のデジタル一眼レフカメラを発売する計画だ。
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