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東芝とSanDisk、フラッシュメモリ工場新設で正式合意
東芝と米SanDiskが合弁会社を設立し、四日市に300ミリNANDウエハー製造工場「Fab 4」を建設する。
東芝と米SanDiskは合弁で新会社「Flash Alliance」を設立し、四日市にNANDフラッシュメモリ製造工場を建設する。SanDiskが7月12日に当局に提出した書類で明らかにした。
SanDiskの提出書類によれば、両社の間で7日に契約が成立した。Flash Allianceは日本の特例有限会社として設立され、東芝が50.1%、SanDiskが49.9%を保有する。両社は300ミリNANDウエハー製造工場の「Fab 4」建設で協力することで合意。建物の建築費は東芝が負担し、製造装置の経費と立ち上げ経費、製造プロセス技術の設計開発費は両社で分担する。
Fab 4は2007年末をめどにNAND製造に着手する計画で、月間6万7500ウエハーの製造を目指し、2008年末までに推計約30億ドルを投資する。SanDiskはこのうち約15億ドルを負担する。フル拡張した場合、Fab 4の製造能力は月間10万ウエハー以上となる見通し。
SanDiskと東芝は合弁で2000年にFlashVisionを、2004年にはFlash Partnersを設立し、200ミリと300ミリNANDウエハー製造施設を運営している。今回の合弁はこの関係を拡張したものとなる。
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