ニンテンドーDS、4〜6月期に454万台販売 通期予想は1700万台に
ニンテンドーDSの勢いが止まらない。任天堂が発表した第1四半期決算によると、前年度販売台数の4割にあたる454万台を3カ月間で販売。ハード・ソフトとも通期の販売予想を上方修正した。
任天堂は7月24日、2007年3月期の中間期・通期業績の予想の上方修正と2006年4〜6月期(第1四半期)の連結決算を発表した。
第1四半期のニンテンドーDS(Lite含む)の販売台数は合計454万台に上り、2006年3月期(2005年度)の合計販売数(1146万台)の約4割にあたる台数を3カ月間で販売したことになる。今期の予想販売台数は当初の1600万台から100万台上積みし、1700万台に上方修正した。
ニンテンドーDS販売台数の地域別内訳は、国内が234万台、米大陸が78万台、その他が142万台。またLiteは合計358万台(国内214万台、米大陸68万台、その他76万台)に上り、全体の78%を占めた。特に国内はLite率が91%に上った。
DSソフト販売は合計1835万本となり、前年同期(532万本)の3.4倍に。今期本数見通しは当初予想から500万本上方修正し、7500万本とした。
通期業績予想の上方修正は、通期の連結売上高が前回予想から400億円増の6400億円、経常利益が同350億円増の1450億円、純利益が180億円増の830億円。
移転価格税制による過年度分の法人税等が追加発生したが、ニンテンドーDSの好調な販売と為替レートの見直しで全体では上方修正となった。
第1四半期の連結は、売上高が1309億円(前年同期比85.2%増)、営業利益が288億円(同667.1%増)、経常利益が327億円(同52.8%増)、純利益が156億円(同10.2%増)。
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