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フラッシュメモリ発明対価訴訟、8700万円で和解
フラッシュメモリを東芝在籍時に開発した舛岡教授が、東芝に対して発明対価約10億円の支払いを求めていた訴訟で、和解が成立した。
フラッシュメモリを東芝在籍時に開発した舛岡富士雄・東北大学教授が、東芝に対して発明対価約10億円の支払いを求めていた訴訟で7月27日、東芝が舛岡教授に8700万円を支払うという内容で、東京地裁で和解が成立した。
和解金には、フラッシュメモリを含め、舛岡教授が在職時に関わった発明すべての対価が含まれている。
企業の社員による発明対価をめぐる訴訟で認められた支払い額としては、金額青色LED訴訟の8億4391万円、味の素の人工甘味料「アスパルテーム」特許訴訟の1億5000万円に次ぎ過去3番目。
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