中国Lenovoは8月3日、同社第1四半期(4〜6月期)の決算を発表した。売上高は前年同期比38%増の35億ドル、リストラ費用計上後で500万ドルの利益を確保したとしている。ただし前年同期の数字には、IBMから買収したPC部門の業績は2カ月分しか含まれていない。
PC出荷は前年同期比12%の伸びで、業界平均の9%を上回った。好調なのは売上高の39%を占める中国市場で、30%の出荷増。売り上げの29%を占めるアメリカ市場は6%、中国を除くアジア市場は3%の伸びとなっている。欧州、中東市場は12%の出荷減となった。
製品別では、売上高の52%を占めるノートPCの出荷が好調で23%の増。デスクトップPCは7%の伸び。中国市場を中心に出荷している携帯電話は、売り上げ全体に占める比率は10%に満たないものの、97%の出荷増と引き続き好調に推移している。
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