ワイ・イー・データは8月29日、近距離無線通信技術の「UWB」(Ultra Wide Band)を採用したUSBハブを日本で初めて製品化し、10月に発売すると発表した。
UWBは、10メートル程度の近距離内で最大480Mbpsの高速通信が可能なワイヤレス技術。8月に電波法施行規定が改正され、UWBが国内で解禁された(関連記事参照)。
ワイ・イーの製品はUWBチップ開発のイスラエルWisairと共同で開発。USBドングルを接続したPCと、ハブ(4ポート)に接続したデジタルカメラやプリンタなどのUSB機器とをワイヤレスで結び、データ転送が可能。面倒な配線が不要になる。
将来は、IntelやNECが策定した「Wireless USB」規格にも対応していく予定。USBドングルに加え、PCIカードやPCカード型アダプタも予定している。本年度は販売1.5億円、2007年度に15億円を見込む。
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USBをワイヤレス化する「Wireless USB」の製品化が年内には始まりそうだ。無線方式としてUWBを採用しているが、国内でも周波数帯の規制緩和にめどがつく見通し。
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